そもそも「坐る」とはなんでしょうか?
「坐」は「土」と「人」二文字で構成されおります。
「土」という漢字の上の短い横「一」は肩。下の長い「一」は足。
縦の「I」は上半身を表します。
つまり「土」は足を組んであぐらをかいて座る姿です。
その肩のところに「人」の字がニつあります。
一人が父でもう一人が母です。
坐るといった行為は生きている証です。
人は生きてるから坐ることができるのです。当たり前ですが亡くなると座れなくなります。
しかし私たちはついつい自分の力で立ち、自分の力だけで生きていると勘違いするのです。
両親より授かった命によって生かされている自分であることを忘れてはなりません。
知心寺住職 眞田正適
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