眞田正適の心書

住職の心書137.ボロが出る

服を盗んだ泥棒が捕まり
「この服はどこで盗んだ?」と問いただすと
「これは私の身内の服です」と言い訳をしました。

では一回着てみろと命令すると、泥棒は着方も知らないので着方が無茶苦茶。手につけるものを足につけたり腰につけるものを頭に被ったりしておかしな格好になっている姿を見ていたものが
「なぜ身内の服なら着方わからないのか?」
やっぱり盗んだなと疑われ捕まってしまうお話。

価値を上辺(聞いた情報)だけで判断するとチグハグな事を言って結局ボロが出て、相手に見透かされてしまいます。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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