眞田正適の心書

住職の心書181.影響

「義ならざるものを見て邪曲にとらわれている悪い友を避けよ。貪りに耽り怠っている人に親しむな」(スッタニパータ)

流されないでおこうとしても周りの影響はどうしても受けてしまいます。
ある時お釈迦様は弟子から
「私には修行に励む友達がいます。これは修行の半ばが達成したと言っていいのでしょうか?」といった質問を受けて
「いや、修行の全てが成就したと同じである」
と答えられました。
やはり周りの仲間の存在が人生においてどれだけ重要かが感じられるお話であります。
共に学び共に成長できる人たちを大事にするべきであり心から尊敬できる友人は一生の宝物であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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