眞田正適の心書

住職の心書185.暦

「生は昨日の如くなれども、霜鬢忽ちに催す。強壮は、今朝、病死は明夕なり。」(教王経開題)

訳)昨日生まれたと思ったらいつの間にか白髪の老人になっている。今朝は健康だったのに明日の夕方には病気で亡くなってしまう。

本年の暦を見ておりましたら自分の年齢を見てあっという間に歳をとり時間は過ぎていくんだなと感じておりました。

いつの間にか歳をとりいつの間にか亡くなっていく。

「待ってはくれない」

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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