眞田正適の心書

住職の心書187.成人式

新たに成人を迎えられた皆様おめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。

今回の為に振袖を仕立てられたのか母様のお下がりなのか分かりませんがとても良いお着物で着ておられました。
振袖の袖が何故長いのかは諸説ありますが、舞台で舞踊を披露する際に美しく見えるといわれており、踊り子たちが袖を振ることで愛情を示し、袖にすがることで哀れみを請うサインにしていました。

ここから一般の女性にも袖を振るという仕草が広まったそうです。
男性から言い寄られた時に、袂(たもと)を左右に、イヤだと伝える時には袂を前後に振ったと言います。

これが現在でも使われる、恋愛関係の「振る」「振られる」という言葉はここからきております。
暗い報道が多いですが時代や環境に悲観せず恋愛・勉強・仕事も失敗を恐れず挑戦していっていただきたいと思っております。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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