眞田正適の心書

住職の心書189.普段から 2/2

ところが突然、隣国から兵が攻め込んできたので、国王は五百頭の馬を出陣の用意をさせ兵を乗せて戦場に向かわせようとした。
しかし馬は日ごろから臼曳きに使われていたため、鞭を打つとぐるぐると円を描いて回るだけで少しも前に進まなかった。
敵はその機に乗じて一気に攻め入ったので国王の軍隊はことごとく負けてしまった。(譬喩経)

いくら昔に経験があったとしても途中で止めてしまい、突然やってみろと言われても普段からしていなければできるものではありません。
今年掲げた目標も忘れないように日頃から思い続けていないと目標も忘れてしまう。
そうならないように日ごろから目標を意識することが大事であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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