ところが突然、隣国から兵が攻め込んできたので、国王は五百頭の馬を出陣の用意をさせ兵を乗せて戦場に向かわせようとした。
しかし馬は日ごろから臼曳きに使われていたため、鞭を打つとぐるぐると円を描いて回るだけで少しも前に進まなかった。
敵はその機に乗じて一気に攻め入ったので国王の軍隊はことごとく負けてしまった。(譬喩経)
いくら昔に経験があったとしても途中で止めてしまい、突然やってみろと言われても普段からしていなければできるものではありません。
今年掲げた目標も忘れないように日頃から思い続けていないと目標も忘れてしまう。
そうならないように日ごろから目標を意識することが大事であります。
知心寺住職 眞田正適
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