眞田正適の心書

住職の心書190.やきもち

「嫉妬の心は彼我より生ず。もし彼我を忘るればすなわち一如を見る。」
(金剛般若波羅蜜経開題)

嫉妬はあの人と自分とは別だと分けて考えところの競争心から生じてくる。
もしもあの人と自分だと言う対立を離れることができればそこに壁のない一体感が生まれていく。
やきもちを焼くよりもあのようになりたいと思うのであればその人を追いかけようとする憧れの存在となる。
そうなるとでは嫉妬の思いから離れ自分を高めていく良き関係者となる。
自分にとって良い人を増やす事は良き仲間と一緒に過ごせる人生と言うことであります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン