眞田正適の心書

住職の心書218.リーダー

「奇なる哉 君王一糸の命、人をして一賤また一尊ならしむ」(拾遺雑集)

訳)不思議な事は、一国の王が発するたった一言が、人を賤しくさせ、尊くもさせる。

人を指導する立場であるかどうかに関わらず、自分自身の言動がどれだけの人々の気持ちに影響を与えているのかを意識する必要があるのです。
何気なく発した一言が、誰かにとっての人生や生き方を変える一言になっていくからこそ言葉は選ばないといけない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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