眞田正適の心書

住職の心書220.躊躇 1/2

「よく誦しよく言うこと鸚鵡(おうむ)もよく為す。言って行わずんば何ぞ猩猩に異ならん」(秘蔵宝鑰)
訳)どんなに素晴らしい教えも言うだけでは鸚鵡(おうむ)でもできる。口にしても実行しないならば猿と何ら変わりがない。

書籍を読み、日々学んでいる方は沢山おられます。
何か始めたい・何かを変えたいと思っていても不安ばかりを考え過ぎて中々踏み切れずに躊躇してしまいがちです。
その間にも時間が過ぎて確実に歳を取っていきます。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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