眞田正適の心書

住職の心書225.突き抜ける

「一芸是れ立つ、五車通し難し」(性霊集)

訳)本を車5台分くらい沢山書き上げたとしても、何の役にも立たない。一つの事に秀でた人材は、必ず重宝される。

本などで学んだだけの知識は他人のために役立てることができません。
資格や肩書がなくても自分で学び、経験や実践してきた事はかけがえのない財産となり他人から必要され自分自身を助けてくれます。

芸は身を助けるとよく言われているように一つのことを高めていくことで誰にも真似をすることができないぐらい突き抜けていく。

大事なのは他者の意見に振り回される事なく
「自分を信じる」こと。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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