眞田正適の心書

住職の心書234.通わせる

「通わせる」

「人の相知ること必ずしも対面して久しく語るのみにしも在らず。意通じれば傾蓋の遇なり」(性霊集)

訳)人と分かり合うのには、対面して長く語り合う必要は無い。心が通じ合えはすぐに親しくなれる。

 あの人に出会えなかったら今の自分はないと思える人は皆さんにもいているかと思います。
 人との出会いは自身の人生を大きく左右していきます。
 どこで出会ったのか?
 どのように出会ったのか?
 どのぐらいの付き合いなのか?

過程や付き合いの長さが必要ではありません。
必要なのは「心」を通わせるということ。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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