眞田正適の心書

住職の心書261.濡れる

電車の中で傘が当たって近くでいていた方のズボンが濡れていた。
それに気付いた方は濡れたズボンを見てイライラを募らせていた様子でありました。

 もし、その場に誰もいなかったら?
「どこで濡れたのかな?」と思うだけでイライラすることはありません。

「濡らされた」のと「濡れたの」は濡れた事実は一緒であります。

事実をどう捉えるか。

イライラしても良いことありません。関係ない人にまであたってしまって結果自分の首を絞めることになってしまう。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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