眞田正適の心書

住職の心書262.使用方法

「愚においては毒となり、智においては薬となる。かるがゆえによく迷い、またよく悟るという。」(声字実相義)

訳)誤って使えば毒となり、正しく使えば薬になります。だから人は悩み迷ってしまい、だからこそ人は学び、悟りを得ることもできる。

考え方によっては自分を苦しめる愚かな考えにも自分を奮い立たせる言葉となります。
言葉も使い方によって心を傷つけることも励ますこともできます。
正しく使わなければなりません。

しかし、正しいと思っていた判断で予期せぬ方向にいってしまったりと、何が良くて何が悪いか悩むこともあります。
だからこそ人は学び、成長していく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン