眞田正適の心書

住職の心書271.誕生日

本日4月8日はお釈迦様の誕生日です。

お釈迦様がお生まれになったときに「天から竜が降りてきて香湯を灌いだ」という故事に由来して、花で飾り付けられた花御堂を作り、その中に置かれた誕生仏に甘茶を灌いでお祝いをいたします。

お釈迦様が生まれた時、七歩歩いて右手を掲げて左手で地面を指し、【天上天下唯我独尊】言葉を放ったと言われ事はよく知られております。
 
「この世で最も尊いのは私だ!」

この言葉を聞くとお釈迦様が自分がこの世で一番偉いんだといきなり生まれてきて偉そうだなと思われるかと思いますが、決してそうではありません。

この言葉の意味は自分にとって一番大切なのは自分自身であり、全ての人は同じ様に尊いといった意味。
だからこそ代わりはいない自分自身を大切にべきであるといった意味が含まれております。
彼岸明けと雖も寒暖差が大きい時期でありますのでくれぐれもお身体にお気をつけください。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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