眞田正適の心書

住職の心書279.経験値 2/2

「利他時有り」(性霊集)

訳)利他(自分のことを忘れ他人のために尽くす)はタイミングが必要である。

ボランティア活動に参加させていただいた時に隣で「やってあげているのに、ありがとうの一言もない」と文句を言っておられる方がいた事を思い出した。

して欲しいタイミングを間違えてしまうと相手にとっては本当の助けにならずただの自己満足になってしまう可能性があります。

相手の心に寄り添うことでほんとにその人が必要としているものが見えてくる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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