ありのままとは最初から何らかの価値判断を与えて見たりしないと言うことであります。ある方は熱い湯だと判断しても三十分後次の方は同じ液体に触れてるとぬるいお湯だと判断します。
次の方は二時間後これは水だと判断します。
全ての方が正しいのです。
判断に関して絶対的な自信があったとしても「無常」であってその都度状況によって変わっていきます。
「好きだ」と言っても十年後には全く興味がなくなってしまうことだってこともあります。
変わるもの変わらせないようにしようとするところに苦しみや軋轢が生じてきます。
その都度、その都度変わっていくということを前提に理解することによって受け入れる事ができます。
知心寺住職 眞田正適
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