眞田正適の心書

住職の心書301.一番大事なのは

「どの方向に探して求めても自分より愛しいものはどこにも見出せない。」
とお釈迦様は説かれました。

結局は自分が一番であるというのです。

この一文を聞いて勘違いしないで欲しいのは自分を愛するために何をやってもいいのかと言うとそうではなく、自分にとって大切なものならこそ同様に他者も自分はかけがえのない大切なものだと思っているということです。
自分を愛するために他者を傷つけてはならないということを教えているのです。
 
自身と同様に他者を労わる気持ちが大事だというのです。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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