眞田正適の心書

住職の心書313.選択肢

人生を歩む中で大きな選択をする瞬間は必ずやってきます。
そんな時、人は悩んでしまいます。

だからこそ背中を押してくれる方であったり、意見をしてくる方の助言は一歩踏み出す勇気をいただきます。
ただ、他者に意見を委ねず最終的には自分で決断は自分でしなければなりません。

何故かと言えば自分自身の判断だったら失敗しても納得いくからです。

経験を振り返ってみても人の判断に従って行動し失敗したときには大いに後悔したことがありました。
人とは違う意見であっても自分が正しいと思った方向に進んで選択したならば、たとえ努力が実を結ばなくても、選択が間違っていても自分自身が選択した事だと受け入れる事ができるからであります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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