眞田正適の心書

住職の心書328.容量

吸って吸って吸い続けると息苦しくなってきます。
得て得て得続けようするところにも苦しみが生じてきます。

学び続けることも大切でありますが学び過ぎると他者の意見を受け入れる容量がなくなり受け入れづらくなってしまいます。
吸えば吐き出すことも必要であります。

あれもこれもと心や頭に詰め込んだ上に更に詰め込もうとすると自身の容量を超えて転覆してしまいます。
心や頭に貯め込んだ荷物を卸して何が必要で何が不必要なのかを整理する必要があるのです。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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