眞田正適の心書

住職の心書331.手段

仕事・結婚・就職や進学。何かを求めて努力していく事はとても大切なことであります。

その求めた結果を出す為には勉強もします。

ただ方法や行動ばかりを見て本来の目的である自分にとっての幸福のあり方とは何か?を見失っているように思うのです。
多くの方がしていること、他者が目指すことを自分自身もすることでそれが幸福への道だと思い込んでいます。

世間が認めた良い企業や良い学校に進む事はとても大切なことでありますが、本来の目的は仕事や学びの先にある私生活の充実と幸福であります。
手段=目的になってしまうと幸せってなんなのかなと見失ってしまいます。
そうならない為にも自分にとっての幸福とは何かを考える必要があります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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