眞田正適の心書

住職の心書345.妥協

お金持ちを見かけた時に着ている服がおしゃれで貧しい人は同じような服を着たくなり、なけなしのお金を持って服を買いにいきます。

「あの人と同じ服を下さい。」と注文すると店員は
「このお金では全然足りませんね。」と言われ
悔しくてたまらなくなり
「こんなお金持っていたって役に立たない」と言ってと有り金を川に捨てたといったお話。

「理想」が先行して少しでも困難に出くわすとすぐに理想を捨ててしまう方が多いように思います。
理想を捨ててしまえば妥協も何もなくなってしまいます。

そうなりたいと思うのであれば極端に振るのではなく理想に近づいていく努力とていうのが必要であります。

嫌になって投げ出せば積み立てたものが「0」になってしまう。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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