家庭の中に善人ばかりが居ると争いが絶えない。家の中に悪人ばかりが居ると笑顔が絶えない」
この言葉をそのまま聞くと逆じゃないのかと思われるかと思います。
ここで言う善人と悪人は自分は正しくて(善人)、悪いのは自分以外の相手(悪人)だと言うことであります。
「お前がしたからこうなったんだろう!」
「あなたが悪いのよ!」
「私は悪くない」
と家の中に善人ばかりだと争いが絶えません。
逆に
「お前には迷惑かけたな」
「私が悪かった」
「ごめんね」
と家の中に悪人ばかりだと争いはありません。
どちらが非があるとかではなく、自分にも責任があるといった自責が円満な家庭を築く事ができます。
家があるが家庭がない環境にならないためにも自責の念を持つ事が必要であります。
知心寺住職 眞田正適
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