眞田正適の心書

住職の心書363.支え

お茶を飲む時、荷物を持つ時など大半の事は片手で済ませることはできます。

もちろん文字を書く時も片手で書く事もできます。

しかし丁寧に文字を書こうとする時には自然と左手は紙を押さえています。
真剣に物事に向き合っているときは自身は気づかなくても誰かが陰ながら応援してくれているのです。

書き終えると紙を押さえている左手も先にそっと離れてしまうから支えてくれていた存在になかなか気付きません。
左手の存在に気付けたらなら物事は間違いなく好転していく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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