ある時、お釈迦様は弟子を連れてガンジス川のほとりに行かれました。
ガンジス川は大きな河ですから水面を静かに流れている所を指差して「大河は音をなくして流れる。」と言われ、さらに言葉を続けて、
反対に下流の小さな流れはどうであろうか大河と比べて水が少ないのにいつもジャブジャブと騒がしく音を立てて流れている。と説かれました。
呼吸も同じで気持ちに余裕がなけれ呼吸が短く騒がしく感じます。一方心に余裕があり、落ち着いていれば呼吸は不思議と長いものであります。
呼吸の動きに耳を傾けると今の現状が分かってくる。
知心寺住職 眞田正適
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