眞田正適の心書

住職の心書395.競争相手

「同僚には負けたくない。」「相手を出し抜きたい。」と思い、立場を奪うような事をすればやがては競争に負けた時には結局傷付くのは自分自身であります。

「蜜蜂は花の色香を害わずに、蜜をとって花から飛び去る」
とお釈迦は説かれました。

蜜蜂が蜜を吸い取って花を枯れさせてしまえば二度とその花から蜜を取る事はできなくってしまいます。
花を枯れさせてしまって困るのは自分自身であります。
蹴落とすよりも良きライバルとして見る方が自分を成長させてくれる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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