眞田正適の心書

住職の心書399.比較

「比べてどっちが優秀か?」
「あいつを出し抜きたい」
「自分を評価してもらいたい」

人はどうしても人と比べてしまいます。
比べてしまう事に対して自身を責める必要はありません。

「愚者は自身と他者を比較して悔しがり、賢者は自身と他者を比較して励みにする」
とお釈迦様は説かれました。

「悔しい」と思い、怒りを増大させるのか「もっと頑張ろう」と思い、懸命に励むのかによって大きく違いがあります。

大切なのは負けた事ではなくその後「どうするか?」であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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