眞田正適の心書

住職の心書401.愛と慈悲 2/2

仏教では、「愛」は、愛着や執着のような、苦しみを生み出す煩悩であると教えられております。
 
綺麗な花を自分の物にしたいと思った時、綺麗な花を摘んで自分の物にしてその時は満足しますが、しかし早い段階で枯れてしまいその後虚しさだけが残る。
咲かせた花を大事にしたいと思う時、花を摘まずに花に水をやって育てます。
やがて枯れる時が来ても土に落ちた種がまた芽吹き新たな花を咲かせていく。

愛と慈悲の差は
「摘むのか・育てるのか」

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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