眞田正適の心書

住職の心書421.平等

「如来は実に平等にして、悲心普からずということなし。」
(五部陀羅尼問答偈讃宗秘論)

訳)如来の教えは平等であって慈悲の心はあまねく全てに行き渡っている

「神や仏はいるものか!」と言われる方がおられます。
仏様をどのような存在や働きをする者と認識するのかによって違いがあり、そのように思う事に対して否定するつもりもありません。

実際に太陽の光は同じようにみなさんに平等に降り注いでいます。
それに対して暑いと言ったり、自ら日陰に入って文句を言っている事も同じように思います。
今生きれているのも様々な支えによって生かされているのも事実。
当たり前の事を一度整理する事によって有難い光が差し込んでくる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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