眞田正適の心書

住職の心書422.根本

誰もが幸せになりたいと思って生きております。
その幸せを得る為に様々な努力や様々な物を買っては幸せを感じようとしますが何故か満たされない事があります。
何故そのような気持ちになるのでしょうか?

「もしこの本不生際を見る者は、これ実の如く自心をし知るなり」(吽字義)

訳)物事の根本を見る事ができる人は、あるがままに自らの心を知れる。

「実の如く自心をし知るなり」とは他人とは違う自身の一番大切なものを知ると言うことであります。

「自分自身に向き合い、自身の大切なものを知る」

ワクワクすること、何に感動するのか、周りに気にせず夢中になれることが知れた時に自然と見栄や世間体、他人を見て嫉妬や腹が立つことは無くなっていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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