眞田正適の心書

住職の心書423.ほどける

「仏」とは絡まり合った心のもつれが無くなり「ほどける」状態を表した言葉だとされております。
 
「心清浄なる時は即ち仏を見 若し心不浄なるときは即ち仏を見ず」 (弁顕密ニ教論)

訳)もつれた心から解放され、清らかになれば自然と心の中の仏が見え、心が荒んでいれば仏を見ることができない。

心が澄んでいればやっていただいた事をしっかりと見え、何事にも感謝する事ができます。
もつれた心であればやっていただいた事が見え辛くなってしまう。
一気に解こうとせず一つ一つ物事と向き合って解いていけば心は解けていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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