眞田正適の心書

住職の心書425.過度な期待

「一切の形成されたものは苦しみであると明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。」(法句経)

 この世は全ては「苦しみ」であります。
「苦しみ」とは思い通りにはならないこと。
 
落ち込んだり、怒ったり、泣いたりする感情の裏には「こうなって欲しい」と勝手な理想や期待を持っているが故の感情なのです。
いくら努力しても理想通りの結果にならない事もあります。
身も蓋もない話だと思われますが「期待通りにならない」と知っていれば過度に落ち込むこと無く次に一歩踏み出す事が出来る。

知心寺住職 眞田正適

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