眞田正適の心書

住職の心書427.自宝

「自宝を知らず、狂迷を覚と謂えり」
(秘蔵宝鑰)

訳)自分が宝をもっていることを知らず、他人の意見や考え方を信じ、目先のことばかりに心奪われてそれを真理だ正解だと勘違いしてしまっている

自分自身に宝のような心や素晴しい価値観や経験がありながら、周りと同じじゃないといけない風潮に流されて染まってしまっている愚かさを厳しく戒めています。

自身の経験や感性は誰もなりえない見えない資産でもあるのです。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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