眞田正適の心書

住職の心書429.隠し事

「覆えばすなわち長劫に偽獄に沈み、発陳すれば仏の真容を見る。」(金勝王経秘密伽陀)

訳)過ちは隠せば隠すほど、長く苦しむことになります。心をさらけ出せば、仏の姿を見ることができる。

誰にも見られたくない部分や曝け出したくない過去は誰にもあります。
その部分を見られないように閉まって隠せば隠すほど結果的に自分を苦しませる事になってしまいます。

人は足らない部分を必ず持っています。
その部分を隠そうとせず自分を弱さ認め、ありのままを受け入れ、さらけ出せば、心穏やかに生きることができる。

「隠そうとするから苦しむ」

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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