仏教の基本的な教えに「諸行無常」があります。この現実存在は全て常に変化するものであり、一瞬とたりともあり続けることがありません。
一つ一つ順番に観察しておりますと痺れや痒み等が生じても次に同じ所を観察すれば痺れや痒みは無くなっている事に気付きます。
「苦しみも楽しみも一過性のものである」
なにも「諸行無常」は虚無的な考えではなく、嫌な事があっても常にその状態が続く事はなく、変化し続けている事を理解することによって苦しみを受け入れることが出来る。
自分自身の辛い過去が証明している。
知心寺住職 眞田正適
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