眞田正適の心書

住職の心書431.無常

仏教の基本的な教えに「諸行無常」があります。この現実存在は全て常に変化するものであり、一瞬とたりともあり続けることがありません。
一つ一つ順番に観察しておりますと痺れや痒み等が生じても次に同じ所を観察すれば痺れや痒みは無くなっている事に気付きます。

「苦しみも楽しみも一過性のものである」

なにも「諸行無常」は虚無的な考えではなく、嫌な事があっても常にその状態が続く事はなく、変化し続けている事を理解することによって苦しみを受け入れることが出来る。

自分自身の辛い過去が証明している。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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