眞田正適の心書

住職の心書445.箒一本 2/2

箒一本でする地味な掃除でも一生懸命やっていれば自分ができるものことに気付く事を教えてくれているように思います。

一つの事をとことんまでやっていれば胸を張ってこれができると言えるものが見つかります。

掃除なんて誰でもできることだからもっと人ができないような素晴らしいことがしたいと思う方がおられるかと思いますが、皆がが憧れる派手な仕事と地味な掃除に関しては大して違いはないかと思います。

案外派手に見えても実際見てみたら見えない部分でしないといけない事が多くあったり、地味に見える仕事が意外にも人から必要とされ感謝される事もあります。

派手に見えるか見えないかの差。自分がどう思うかだけの問題であります。

とことんまでやって行った先は見える答えは地味・派手に関わらず案外一緒だったりする。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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