「仏法遥かに非ず。心中にして即ち近し。真如外に非ず。身を棄てていずくにか求めん。」(般若心経秘鍵)
訳)仏の教えは遥か遠くにあるものでは無い。それは心の中にあり、とても近いものだ。真理は外の世界にあるわけでは無い。自身以外のどこに求めると言うのか。
人は失ってみない限り本当に大切なものに気づけません。
自身の手や足も、健康も家族も、地位も仕事も、あるうちは当たり前に感じ、失ったときに大きな後悔をして過去に悔いることなってしまうものです。
人が後悔する事は失ったものの恩恵に自分自身が気付けなかったことに対しての後悔であります。
「本当に大切な事は近すぎて見えない」
知心寺住職 眞田正適
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