眞田正適の心書

住職の心書448.決断

お釈迦様は二十九歳の時に地位や財産や家族を全て捨てて出家という大きな決断をしました。
人は誰しも、人生の中で結婚や就職、転職等大きな決断をしなければならない場面に直面します。

「もしもある行為をした後に、それを後悔しないでうれしく喜んで、その報いを受けるならば、その行為をしたことは善い」(法句経)

大きな決断の判断基準は「後悔するかどうか?」

お釈迦様もこのままじゃ嫌だといった気持ちが出家を決意したターニングポイントだと言えます。

どういった人生が自分には良いのかをゆっくりと考える時間がより良い人生を築くきっかけになっていきます。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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