眞田正適の心書

住職の心書449.思い込み 1/2

自分が思い込んだ通りになって見えるといった「オモイコミン」といったドラえもんの秘密道具があります。

ママから宿題をしないで遊んでばかりと言われ、説教された際にドラえもんからスズメがさえずっていると思えばいいとアドバイスを受けるとママの説教が鳥のさえずりに聞こえ、のび太はぜんぜん怖く感じなかった。

野球の試合中にのび太が外野を守っていると、「カーン」と大きなあたりが飛んできたので、「ボールだと思わず、ゴム風船だと思え」とドラえもんからアドバイスされると「フワ フワ」飛んでくるように見えたボールを見事キャッチすることができた。

ピッチャーのボールもスローボールに見えて狙って打つと特大ホームランになった。

今日はのび太のおかげで勝てたよと、みんなに褒められたがジャイアンだけが「まぐれあたりでいい気になるなっ!」と言って殴りかかってきた際にのび太はビニールの人形だと思って殴り返すと見事、ジャイアンを降参させてしまう。

のび太はみんなに、「なんでもこまったことがあったらいってくれ、ジャイアンでも宿題でも…」とエスカレートしたので
ドラえもんは「あまり大きいこといわないほうがいいよ」と心配して終わるといったお話。

フィクションじゃないかと言われたらそこまででありますが、思いによって良くも悪くもなっていく事は事実。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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