眞田正適の心書

住職の心書469.良い結果

こんなにも信仰しているのにどうして災難が付き纏うのか?神も仏もいないのでは?と思っていた時期もありました。

「愚かな者はつとめ励むことも知らないで、ただ良い結果だけを求める。」
(法句経)

以前の自分の境遇に不満があるとすればそれは努力もせずに良い結果だけを求めていて他に責任をなすりつけていたのだと今になって思う。
良い結果には必ず原因である「因」が必要。
原因がない事には良い結果になるはずがない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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