「釈教は浩汗にして際なくはてなし。一言にしてこれを蔽えば二利に在り。」(御請来目録)
訳)仏教は広大無辺な教えですが、一言で述べるなら二利に尽きる。
「二利」とは、「自利」と「利他」を指します。
「自利」とは、自身の為に修行を経て悟りを開くことであり。
「利他」とは、自分以外の人を助けることであります。
自身と他人は相反するものではなく、繋がりの中にあると説くのです。
ボランティアや救助などで、人を手助けすると良いことをしたと自身の心が満たされていくことに気付きます。
「他者の幸福が自身の幸福に繋がっていく。」
知心寺住職 眞田正適
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