眞田正適の心書

住職の心書486.守る者

「滅せざるは法なり、墜さざるは人なり」(性霊集)

訳)滅しないのは法である。それを墜さないように守っていくのは人である。

興っては潰れてと、目まぐるしく変わっていく世の中。
仏教は2500年以上経っていても色褪せていくことなく仏教の真理は現代に引き継がれております。
この法灯を守り、繋げてくれたのは他ならぬ人であります。
全てにおいて残り続けている理由にはそれなりの人の思いが一つ一つに込められております。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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