使い古された話でありますが人は一人では生きていけません。
ご飯一つをとってみても太陽の光や水や風や器具やさらには関係のないと思われている虫たちまで影響しております。
着ている服をとってみても作る人や材料、流通など無数の条件が重なった結果の事。
一見無関係なように見えても無数の条件が織りなす模様の上に我々が生きております。
自分の幸せだけを求めて、一か所を強く引っ張ったらたちまち整っていた模様が崩れてしまう。
模様が崩れた後で直そうとしても中々直すのも難しく、まして嫌だと言って切ってしまえば修復は不可能であります。
知心寺住職 眞田正適
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