眞田正適の心書

住職の心書519.全貌

「歴史とは単なる事実の積み重ねではなく虹のようなものである」と言われた方がおられました。
虹をもっとよく見ようとして近づけばよく見えるというわけではありません。
近づくと返って虹は見えなくなってしまいます。
今の瞬間も辛い現状も次なる展望に至るための大事な時期でもあります。
周りと比べず、焦らず、しっかりと次に繋がる為だと思って懸命に励んで後ろを振り返った先にあるのがきれいな虹であります。

遠くから見ることによって努力の全貌が明らかになっていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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