眞田正適の心書

住職の心書530.多少の縁

「袖振り合うも多少の縁」といった諺があります。
「多少の縁」の「多少」とは果てしない過去世から続いていると言うことであり、「縁」は「繋がり」といった意味であります。
日本には一億数千万人の人々が住んでおられますが、全ての方々とお会いすることはできません。
そう考えてみますと、お会いしている人は、自分の繋がりの深い人だともいえます。
自分がこの人合わないな。と思う人がいても同じ場所で同じ仕事で同じ時間を共有するという事はものすごく深い縁があってのことであるという事であります。
一年間で出会った方達を大切に来年には更に縁を育んでいただきたいと思っております。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン