眞田正適の心書

住職の心書534.絵馬

初詣や願掛けには「絵馬」を奉納します。「絵馬」の起源は神様に神馬(しんめ)として馬を献上する古来の風習が起源とされております。
元々は「絵に書いた馬」ではなく、神様に生きた馬を奉納しておりました。
しかし、生きた馬は高価であるし、神社側では奉納された馬の世話をしなければならず、お互いに大変で、やがて木の板に描いた「絵馬」となりました。
歴史や起源を話したい訳ではなく、自分にとって「大切なものを差し出す覚悟」「身を削ってまでもひたむきに頑張る人達」に神様や周りの人達が応援してくれる。

知心寺 住職
眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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