眞田正適の心書

住職の心書540.利益

神社仏閣にお詣りするといただけるご利益(りやく)
「今年こそは昇給出来ますように!」
「今年は利益が上がるように!」
と手を合わせて心から祈りを捧げます。
 
この利益(りえき)とご利益(りやく)は漢字も同じで、同意として考えている人も多いと思います。

◯利益(りえき)は「ためになること、もうけ、得」
◯利益(りやく)は「与えられる恩恵」
といった意味。

 利益(りえき)は分かりやすいですが利益(りやく)は、実際に何か見えるものではありませんが与えている恩恵を実感していく「感性」であります。

この「恩恵を感じる心」は鈍ることはありますが失う事はない。

知心寺 住職
眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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