眞田正適の心書

住職の心書545.許す

「許したくない人は許さなくてもいい!ただ許せなくても感謝できたなら凝り固まった気持ちがやがては雪解け水のように流れてくる。」
といった内容のお話しを前回の法話会でさせていただきました。

前回の法話会にて参加していただいた方から「その時はなんとも思わず聞いていたが後々にその意味が分かってきました」と感想をいただきました。

「許す」とは「緩ます(ゆるます)」からきていると云われております。
「絶対に許せない!」
「あいつだけは!」
「どうにかして復讐できないか?」
と自分のピーンと神経を張った状態では心休まる事はありません。

自分を守るために返って自分を傷つけてしまっております。
自分を守る為にも気持ちを緩めてあげて下さい。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン