子象は、「この鎖と杭に繋がれると逃げることができない!」と、そう思い込むようになってしまい、足についた杭と鎖はこういものだと、子象の頃に良くも悪くも理解するのです。
それ以来、いくら体が大きくなってもその杭を引っこ抜く力があったとしても、
象は、「できない」と思い込んでいるから逃げ出すことはないのです。
「できない」「どうせ無理」は思い込みや先入観です。
子どもの時と比べて大人になった今では、財力や知識も付いているのにも関わらず、挑戦しても無理だったという過去があるから中々踏み出せずにいてしまいます。
「どうせ無理」は過去出来なかっただけの事、今やれば過去と違う結果になる事だってあります。
相談してくれた方に伝われば幸いです。
知心寺 住職 眞田 正適
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