眞田正適の心書

住職の心書571.どうせ無理 2

子象は、「この鎖と杭に繋がれると逃げることができない!」と、そう思い込むようになってしまい、足についた杭と鎖はこういものだと、子象の頃に良くも悪くも理解するのです。

それ以来、いくら体が大きくなってもその杭を引っこ抜く力があったとしても、

象は、「できない」と思い込んでいるから逃げ出すことはないのです。

「できない」「どうせ無理」は思い込みや先入観です。

子どもの時と比べて大人になった今では、財力や知識も付いているのにも関わらず、挑戦しても無理だったという過去があるから中々踏み出せずにいてしまいます。
「どうせ無理」は過去出来なかっただけの事、今やれば過去と違う結果になる事だってあります。
相談してくれた方に伝われば幸いです。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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