眞田正適の心書

住職の心書595.区切り

卒業シーズン。

昔から義務教育であらかじめ決まった場所に進学するのであれば入学式・卒業式をする必要性がないじゃないか?と思っておりました。

今になって思うのは
「これから上級生になるのだ!」
「二年生から三年生に進級するんだ!」といった気持ち。
親指が隠れるぐらいの大きい学ランを初めて着た時に大人になってしっかりしないといけないなと心を整理するために卒業式・終業式の区切りが大切であります。
人生も同じように区切りをつけない状態で辛い事ばかり、嫌な事ばかり状態に対して
「この状態がいつまで続くのか?」って思うと続ける事が辛くなってきて、やがては心身ともに疲れ果て、挫折してしまいます。
そうならない為にも心を切り替え、一つ一つ細かく区切っていく事が人を成長させてくれる。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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