眞田正適の心書

住職の心書604.二択

「過を怨して新たならしむる、これを寛大といい、罪を宥めて臓を納る、これを含弘と称す」
(性霊集)

訳)人は過ちを犯した方を罰することは当然かもしれませんが、その行いを許すことも時には必要であります。過ちを犯した方の事情も理解して、行いを許す事が自分の器を大きくさせる。

恨みを持ち続けても恨みを維持する為にはエネルギーが必要であります。
相手を許すことも同じように、受け入れるエネルギーが必要となってきます。

怨み続ける気持ちと許す勇気。
望まない二択。

どちらがいいのかではなく、どちらに貴重な時間を割くのか?

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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